2022年3月7日
こんにちは。3月になって少しずつ温かくなり、季節は春になりましたね😷。しかし、春になると花粉が多く飛散され、辛い時期になります🤧。皆さんは花粉症はどうでしょうか?今回は花粉症について調べたのでお伝えします。
【病態】
花粉症は季節性アレルギー性鼻炎で、体内に侵入した花粉に対して引き起こされるアレルギーです。
【原因】
スギやヒノキなどの植物です。日本ではスギ林が多く、スギ花粉症の占める割合が最大です。花粉は植物の種類によって飛散時期が異なります。
スギの場合は年初から飛び始めて3月にピークを迎えて5月くらいまで飛散すると言われています。
ヒノキの場合はスギよりも若干遅れて飛び始めて4月にピークを迎えて6月くらいまで飛散すると言われています。
【発症機構】
花粉が鼻や目から体に取り込まれると免疫機構によって異物として認識され、抗体が作り出されます。抗体は体内で、アレルギーに関わる肥満細胞にくっつきます。その状態で再度花粉が侵入すると、抗体が花粉を抗原(異物)として捕らえて結合し、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されます。これにより神経や血管を刺激することでくしゃみや鼻水などの花粉症が発症されます。
【症状】
主にくしゃみ、鼻水、鼻詰まりの三大主徴がみられます。目のかゆみなどを伴う場合が多く、その他は喉や皮膚のかゆみ、下痢、微熱などの症状が現れることがあります。花粉は飛散量に比例して症状が悪化する傾向があると言われています。
最近では新型コロナウィルス(オミクロン株)の症状と比較すると、花粉症に似た症状が多発されています。相違点は“発熱、くしゃみ、目のかゆみの有無“です。
オミクロン株の場合は発熱が多く生じますが、花粉症による発熱は『まれ』で、生じても微熱がほとんどです。
また、オミクロン株感染者については、花粉症特有の連続したくしゃみや目のかゆみはあまり多くは見られません。
【治療・予防】
第一に“原因物質の回避”が最重要です。花粉の飛散情報に注意し、飛散が多い日は外出を控えるとともに外出時は眼鏡やマスクを着用し、花粉を吸わない、室内に持ち込まない工夫を徹底しましょう。
薬物療法では、抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬の内服や鼻噴霧びふんむ用ステロイド薬が中心となります。
また、今はコロナ禍の影響もあるため、鼻をかむ前に消毒や手洗いを行い、帰宅時に家に入る前には衣服や髪を払う、室内では窓を小さく開けて、短時間は換気をするなど徹底的に対策することも重要です。